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PC書き溜め備忘録 VineLinux、CobaltRaQでの自宅サーバー構築やジャンクPCの備忘録

ジャンクCobalt RaQを使う Cobalt RaQのOSリストア


予備サーバー
2005年6月ぐらいに秋葉原のottoにジャンクのCobalt RaQ4がジャンクで大量に出ていました。
ジャンクの理由は殆どがKernelloadingのループ+ファンの異音というもの、 価格は5000円、憧れのRaQがこの値段ということで迷わず購入。
その数週間後HDD抜きという状態で出回っていた1500円のRaQ3も手に入れました。

今回はこのRaQたちを修理した時のまとめです。


■内部確認と通電


さっそく修理に取り掛かります、ジャンク理由はKernelloadingのループ+ファンの異音ですが通電する前に一応内部の破損が無いかをチェック、 サーバー専用機の場合連続で稼動させるため内部のコンデンサなどが膨張してしまう事があるのでコンデンサ周りを特に重点的に調べます。


中身
後ろのネジを外しカバーを外して内部を確認してみます。
どちらのRaQもコンデンサの破裂などはありませんでした。
それとデータセンターできちんと運用されていたらしく中には埃もなくとても綺麗な状態でした。


cpu
CPUにはAMDのk6-2でRaQ3には300Mhz、RaQ4にはモバイル向けのK6-2+400Mhz、横にはメモリスロット、チップセットにはALi製の物が乗っています。
個人的なことですがAMD好きの自分としてはこれは嬉しいところです。


NIC
NICはIntel製、上位モデルにはLANが二つ付くので空きパターンが一つあります
横にはPCIバスの空きスロットもあります。


HDD
RaQ4についていたHDDはSeagateの20G、
RAIDモデルではないのでHDDマウンタは片方に一つだけの構成になっています。


ファン
ファンは電源とCPUのところの二つだけ。ジャンク理由にもあったようにファンが壊れているらしく、RaQ3、RaQ4ともに電源を入れるとこのファンが物凄い音を立てていました。


Cobalt RaQ3Cobalt RaQ4
CPUk6-2 300MhzK6-2+ 450Mhz
Mem64M(標準32M)64M
HDD無し20G
NIC100Base×1100Base×1

このRaQ3とRaQ4のスペックはこんな感じです
RaQ3とRaQ4はどちらも内部のマザーなどは同じらしく、違うのはCPUとメモリ、HDDの容量だけのようです。


内部を一通り見て大丈夫そうだったので次に電源を入れてみます。

電源を入れるとどちらもちゃんと通電し、前面の液晶パネルも問題なく写りました。
RaQ4はジャンクの理由通りKernelloadingで止まってしまいます。

液晶パネル


■OSのリストア


内部と通電の確認が終わって目立った破損はファンだけ、
ファンは後で交換してやれば良いし、なんかOSのリストアだけで動きそうな予感だったので次にCobalt RaQのOSをリストアしてみます。


■リストアCDの作成


まずSUNのcobaltのftpサイトからでリストアするRaQのISOイメージをダウンロード、
今回はRaQ4jをリストアするのでISOイメージは960-RAQ4S101AJ.iso.gzを選択、ダウンロードしたら解凍して適当なライティングソフトでリストアCDを製作しておきます。


■LANカードとホストPCの準備


Cobalt RaQのリストアはCDやモニタ出力がついていないので他のPCからのネットワークインストールになります、この際CDを入れるホストPCに搭載するNICには相性があるようで、
今現在多く出回っているLeadtek(所謂”蟹”チップ)などではまず認識しないようです。

未確認ですがNICについてはこの他にも注意があるようで、1つのPCに2つ以上NICがあるとうまくNICを認識しないらしいです、 オンボードなどで既に1つついている場合などは注意かもしれません。

以下がネットや手持ちのNICで確認をとってみたNIC一覧です。


LANカード
IntelPRO/100+サーバーアダプタ(PILA8470B)
Linksys EtherFast 10/100 LANカード(LNE100TX)
Netgear FastEthernet PCIアダプタ(FA312TX)
3Com OfficeConnect Fast Ethernet NIC(3CSOHO100-TX)
3Com Fast EtherLink XL PCI NIC(3C905B-TX)
NEC PK-UG-X006E(intel SB82558B搭載)
IntelPro/100B(82557チップ)

PCMCIAタイプ
Netgear Fast Ethernet PCMCIA Adapter(FA410TX)
3Com Megahertz 10/100 LAN PC Card(3CCFE574BT)
Xircom CreditCard Ethernet 10/100(CE3B-100BTX)

認識するNICをあれこれ探すよりIntel製のNICを買ってくるのが一番手っ取りでしょう、 Intelチップでも82558や82559チップの物は価格が安く手に入れやすいですし。(82557チップの物は発熱が凄まじいのでお勧めしません)


■OSのリストア


リカバリCDとホストPCの準備が出来たらリストアを開始します。

まずCDを入れるホストPCとCobalt RaQをLANケーブルで繋ぎます、このとき直接繋ぐならクロスケーブル、途中ハブなどを挟む場合はストレートケーブルを使います。
ホストPCのBIOSのBootの項目でCDを一番最初に読み込むようにしてCDから立ち上げます。
繋いだらまずホストPCから起動、CDから読み込みが始まると使用許諾が表示されるのでyキーを押して使用許諾に合意します。

ホストPCの方はこれでOK、次にCobalt RaQの電源を入れます。

まずCobalt RaQのSボタンを押しながら電源を入れます、そうすると前面液晶にどこからBootするかという問いが出るのでBoot from netを選択します。
しばらくするとNICを通じてホストPCから読み込みが始まり

「Erase & Rebuild」

と表示されるのでYを押します、これで自動的にインストールが始まり約30分くらいで完了します、
液晶に再起動してくださいとでるので一回電源を入れなおしてやればリストアは終了です。


■動作確認


リストアが完了したらIPやホストネームを設定、アクセスするとRaQの標準のindexが現れます。

設定画面


こんな感じで思ったとおりRaQ3、RaQ4ともにリストアのみで正常に動作するようになり、 数日間連続動作してやっても問題ありませんでした。

後でネットで分かったんですが、このRaQたち相当の数がジャンクで売られていたらし、 上位モデルのRaQ550やRAID機能のついたRaQ4などは動作確認、中古で販売、 下位のモデルをジャンクで販売するというような形になっていたようです。 なので私の買ったものも含め大概のRaQは内部部品の破損(コンデンサ膨張など)以外はOSリストアで呆気なく動いてしまったようです。


今回まさかジャンクで憧れのSUN Cobalt RaQを拾うとは思っていませんでしたし、 こんなに簡単に動くとも思っていなかったので動いてとてもラッキーでした。

でも修理できたは良いけれど予備サーバーぐらいにしか使い道が無いや・・・


最終更新日: 2007年6月 4日(月曜日) 15:42 JST; 4,931 閲覧件数 印刷用画面